〈ピアノ発表会2021〉コメントをまとめて

オンラインで開催した今回の発表会の目標の一つであった 『他の人の演奏もしっかり聴けるようにする』 という事への取り組みとして、各自お互いの演奏を聴きながらコメントを書きました。

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みんな思い思いにしっかりと自分の言葉で書けていました。
お友達の弾くピアノ演奏から受けた印象やイメージ、インスピレーション(想像したこと)、気持ちの変化、感じたことなど、内容は様々です。
演奏曲について各自が書いたプログラムコメントをよく読み(聞き)、聴き取った音楽とよく結びつけて言葉に表現できていました。音からのイメージを言葉にする力が身に付いていて、なかなか鋭く印象深いコメントの数々でした。

年齢が近いお友達どおしが、お互いの演奏を大切に聴き合って、言葉を届けることが出来て良かったなと思いました。
また、学年が上がるに連れ、イメージに留まらず、曲の形式やテーマ(モチーフ)の表現、音のニュアンス、長短調、転調といった具体的な音楽内容についても踏み込んで、分析しながら聴けていました。

「~で、すごい!」という感想がたくさんありましたが、この気持ちが「自分も頑張ってその曲を弾いてみたい!」という練習へのモチベーションになると良いなと思います。
また、「すごい!」だけではなく、「こうしたら良くなる」という内容が書けるようになることも大事だと思います。そういう耳を持つことは、自分の演奏も自分自身で良くしていけるからです。今回、少しそういう記述もありましたが、これからもっと増えていく事も期待したいと思います。

こうして音楽を「聴ける」ようになることで、音楽がもっと身近になり、楽しめるようになります。
ピアノを上手に弾ける人ばかりでなく、少し指の動きが苦手な人もいます。演奏力は千差万別ですが、音楽を感じ取る力、音楽を楽しめる心は、それとは全く別物だと思います。
リトミックレッスンで「聴く力」や「表現力」が培われていると思います。

そして、様々なことを感じ取って表現する経験は、独自の着眼点を育て、自分らしさに自信が持てるようになるのではないかと思います。

コロナ禍で「不要不急」という言葉が何度も使われました。
音楽は不要不急なのか?・・・
文化庁のホームページに~文化芸術に関わる全ての皆様へ~という長官のメッセージが載せられていて、この様な一文でまとめられています。

これまでの新型コロナウイルス感染症との過酷な闘いの中で明らかになったことは、このような未曽有の困難と不安の中、私たちに安らぎと勇気、明日への希望を与えてくれたのが、文化であり芸術であったということです。
文化芸術活動は、断じて不要でもなければ不急でもありません。このような状況であるからこそ、社会全体の健康や幸福を維持し、私たちが生きていく上で、必要不可欠なものであると確信しています。

音楽に親しみながら、いろいろなことに興味を広げ、これからの文化の担い手になっていかれることを願っています!