リトミックレッスン・新クラスが始まりました!

2014-04-30 14.03.29

皆さま、5月のこの連休をいかがお過しでしょうか?

新緑眩しい、花々の咲き乱れる爽やかな季節ですね!

5月を愛でる曲も多く、作曲家たちがこの美しい季節に創作意欲を湧き立たせていたのが伺えます。モーツァルト、シューマン、メンデルスゾーン、フォーレ・・・歌曲やピアノ曲の様々な秀逸な小品があります。

今日は、可愛らしいシューマンの子どもの為のピアノ曲を一曲ご紹介します!

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陽の光の中で様々な色の花がそよ風に揺らめく様子、眩い新緑の中を子どもたちが楽しそうに遊ぶ様子、冷たい冬から春を待ちわびた小鳥や蝶たちが飛び回っているかも・・・皆さんはどのような光景を思い浮かべますか?

美しいメロディと和声進行の味わいを心地よく感じながら、リピートフレーズに変化を持たせた説得力のある演奏ができるようになるととても楽しく弾きこなせるようになります。自分にしかできない表現を込められる曲です。

何故このメロディは美しいのか?なぜこの和声進行は表情の変化を感じさせるのか?・・・音程やリズム、和音の種類やフレージング等を分析したり、そこから読み取れる音の表情や音楽の流れを具体的に感じられるようになると、それらが自ずとひも解けてきます。ソルフェージュやリトミックの経験は、音楽を深く理解し味わえるようになると共に、表情豊かに演奏できる力になるわけです。

 

リトミックは、音楽を聴く作法を楽しみながら学ぶとても優れた音楽教育法です。

それぞれのクラスで、年齢に応じた経験を積み重ねながら、心で音楽に触れることのできる喜びを感じてくださいね!

 

さて、今年度の新しいクラスのメンバーも揃ってきました。

簡単に4月のレッスンを振り返りながら、クラスごとの目標などを述べてみたいと思います。

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Pre.Aクラス

音楽を聴きながら、お母さんと一緒に楽しく動くことを経験しています。

先生やお友達、お友達のお母さんと楽しくコミュニケーションをとっていきます。

母さんのお膝の上で、音楽に合わせてビートを感じたり、「お散歩あそび」で全身を使ったイメージ活動をします。
お母さんと手をつないで音楽に合わせて歩く、一言で言ってしまえば簡単な事ですが、この年齢ではそれが難しいのです。
でも反対に、音楽に合わせることで日常とは違う動きが楽しめるという事もあります。
まずは音楽を聴けるようになること。 環境設定やペース配分にも気を配りながら、進めていきたいと思います。

また、いろいろな楽器を触り、音を出したり聴いたりする経験をしていきます。
最初から「こうします」と奏法を教え込むのではなく、自分で感触を確かめながら出て来る音の違いに気付くことを目的としています。
トライアングル初体験ながら、音を鳴らす&音を止める方法に気付き、自分で何度もやってみることの出来たお友達がいましたね!

学ぶことの基本は真似ることから。良く見る、良く聴く、そして自分で気付くことが大事ですね!

しばらくは、このような活動を続けていきます。今はまだバラバラですが、少しずつ慣れて、みんなで一緒に活動できる時間が増えていくといいですね!お子さんのやりたいことが出来る環境づくりに配慮していきたいと思います。

 

Pre.Bクラス

①    身体機能が発達し、部位を別々に動かしたり、スピードの変化をつけられるようになる時期です。

全身活動をしながらも、細分化して、コントロール力を身に付け、表情や表現の変化を楽しんでいきたいですね!
「お散歩あそび」のバリエーションも増え、音の合図もいろいろ出てくるようになります。
柔軟に対応することや、即時的に反応することも大切な要素になります。「動物表現」は、この年齢の時期が一番楽しく活動できます。
真似をすることから卒業して『自分の表現』を創っていく事もチャレンジしていきます。

②    ルールに従って活動することに喜びを感じることが出来るようになるのもこの時期です。

前回、「指定されたフープに入り、お友達とハイタッチする&出来たらバイバ~イ」という活動を何回か続けてみました。
だんだん上手になり、笑顔が見られるようになりました。 活動に徐々にストーリー性が持てるようになってきますので、音楽と動きをマッチさせていきましょうね。

③    「お野菜カード」を使ったゲーム。

②で述べた内容も含まれますが、ビート感・リズムパターン・聴音・歌うと言った具体的な音楽活動がより明確になってきましたね。
生活の中で触れるものへの語彙を増やし、音楽の要素と融合させていろいろなゲームを楽しんでいきます。
このごろ、みんな少しずつ声がよく出るようになってきました。 動きのレパートリーを増やしながら、これまでやって来たことも反復し、自信を持って確実にやれることも目標にしていきます。

一回ごとのレッスンを大事にしながら、さて一体どういう展開がしていけるか・・・とても楽しみにしています。

 

Aクラス

①    知っている曲を歌いながら、テンポや強弱の変化を知る。変化により、曲の印象が変わりますが、それらを動きと一緒に経験することで、表現の違いをしっかりと認識していきます。

②    音の高低を聴き分ける。

・・・即時反応の音の合図として聴き分けたり、曲全体を音域ごとで弾き、動きで表現しました。
ここでは、高音域・低音域だけではなく中音域も聴き分けました。音域の違いを動きと一緒に経験することは、音を積極的に聴いていけるようになるだけではなく、ピアノを触り始めた時に音域の違いでドレミが聴き取れないという事がなくなります。(私は教員養成校で小さい時にあまり音楽経験がなかった学生さんを教える事もありますが、声域を超える音域ではドレミが認識できない人が多いことに驚かされます)ピアノレッスンの最初に「いろんなドを弾く」というのがありますが、リトミックを経験しているお友達はこれも本当に楽しんでやってくれます。
キーの変化にも柔軟に対応できます。良い耳を持つことが出来ているという証明ですね!

③    様々なテンポで一定の刻みを動く。

・・・強弱・速さの違う刻みを音楽に合わせてテンポキープして打つという目的でした。テンポキープが出来る事は、あらゆる活動のリズム感の良さに繋がります。
ダルクローズでは「タイム・スペース・エネルギーの関係」と言って、速さや強弱の違いによる動きのスペースやエネルギーの変化を常に意識していきます。
これも自然な音楽の流れや音の表現のみならず、美しい動き、運動神経の鋭敏さにも関連し、脳の活性化=感性の向上に繋がります。
指導者は音と動きとが自然に一致していくように留意しています。
広いお部屋で思い切り体を動かすことは、適切な動きにとても必要な事ですね。伸び伸びと動いていきましょう!

④    また、これまで、即興唱によりいろいろな音を歌ってきたその経験を活かし番号唱を体験していきます。

歌ったり、動きと結びつけたりしながら、一音一音の高低を聴き取り、音階に導入していきます。
ピアノを始められた方たちはすでに実感しておられますが、ダルクローズシステムのこの番号唱は、音階における音の機能を微細に聴き分け、キーの変化(移調)にスムーズに対応できる力を付けていきます。
ピアノを始めて数カ月で知っている曲を拾い弾き出来たり、自力で和音付けすることが出来ます。
「全音・半音」の聴き分けもここで経験しておきますので、♯(シャープ)や♭(フラット)も楽しく難なくスッとわかっていくようです。

ピアノレッスンへのスムーズな移行にとても有効で、昨年のAクラスの方々はこの春から全員の方がピアノレッスンも始められています。

「努力すれば目標に到達する楽しさを本人が実感出来ていることが何よりの成果だと感謝致しております」

「ピアノを習い始めた頃のレッスンは集中力が続かず不安もありましたが、今では自ら練習しようとする姿に驚きを感じます」

と、レッスンが軌道に乗り、喜びを持ってピアノに向かってくださっている様子をお知らせいただき、私も大変嬉しく感じています。

 

Bクラス

5歳児のこのクラスからは本格的なリトミックが始まっています。

レッスンは、体験→区別→分析→創作 という流れに沿って進行し、「体験し、後に自分で考えること・感じること」が出来るようにと留意しています。
考えたことを自分の意見として発言することも大事にしますので、どんどん発表してくださいね!

二人組の活動、全員で一緒にやる活動、一人で動くこと、昨年のレッスンでとても良く出来るようになってきました。
今年はお友達と話し合って自分たちの動きを決めていくなど、社会性のレベルアップも進めていけたらいいなと思っています。

さて、最初のリトミック課題は、音楽の基本である「ビート」について。

今は「3のまとまりをしっかりと動く」ことをやっています。2回のレッスンで少し慣れてきたようで、音楽を聴きながら「1・2、1・2、・・・」「1・2・3、1・2・3、・・・」と一生懸命に内的キープをしてくれていますね。

一回目は、ひたすら数えることを繰り返し、レッスンの最後でよく知っている曲の分類が出来るようになりました。
2回目はお母さま方にも手伝って頂きながらビートを回すことで、一拍単位でより明確に刻みを意識していくという内容でした。

ここがクリヤ出来れば、かなり自由に様々なリズムを把握できる実感が持てると思うので、質感の違いが十分に感じ取れるようになるまで、いろいろな動きのゲームを通して楽しく活動していきたいです。
6/8拍子が気持ちよく感じられると良いな~と思っています。

 

C・Dクラス

今回のレッスンレポートにお家の方から「『動作の意味を理解しきちっとやる』という事が大切だということがわかりました」という言葉をいただきました。

そうなのです!実は、リトミックでは音に合わせた美しく正確な動きが求められています。 動きそのものが音楽的であるように、という事なのです。

勿論ダンサーのような動きが求められているわけではありませんが、筋肉の動かし方に無神経であってはいけないのです。

演奏における超絶技巧は、無駄がなく美しいものです。一流の演奏家になるほど、動きも洗練されてきます。

ただ動く→目的を理解し正確に動く、という事に留意していきたいと思います。

動きそのものは年齢に関係なく、その人その人の筋肉のコントロール能力に比例します。

案外小さい子の方が俊敏で、動きのセンスが良かったりもします。

お互いに良いところを吸収し合って、上達していきましょう!

分割のゲームの発展として、ビート回し、一拍遅れのカノンもやってみました。カノンでは、敢えて聴覚を使わず、触覚だけをサインに使ってみました。

仕上げとして、3種の音符のみを使いペットボトルで合奏をしました。 サイズの違いは音の高さや質の変化になり、結構合奏として成立していたと思います。
お互いに空気を察知し合い、強弱のメリハリを付けてパーカッショニストの気分で創作を楽しみました。

まだまだ改善の余地はありますが、乞うご期待。様々なリズムで合奏が出来るように、経験を重ねて即興を楽しんでいきましょう!

このクラスは、リトミックは合同でみんなで楽しくやっていきたいと思っています。 ソルフェージュは、ピアノの進度状況に差がありますので別々に。

みんなの中から出てくる自由な発想、音への鋭敏な感覚を培っていきましょう!

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