6/22のリトミックレッスンのこと、ブログ更新遅くなりました。
というのも、その後のレッスンや研修の合間で、個々にお渡しする4月からの3か月分のレッスンレポートカードを作成していたからです。
レッスン風景の写真や先生からのコメントだけではなく、1回ごとのレッスン内容についても簡単に記入しました。
リトミックでは「音楽」そのものを動きを通して学んでいきますが、やっていることが具体的に何と結びついているのかは、指導者のみの知るところ。
指導者は、そのコーナーで扱っている音楽的内容についての定義の理解・目的・実施方法・構成・手順・進行・受講者の反応・目的に応じた即興など、同時に実に多くの情報を出し入れしながらレッスンしているのですが、形として完成されたものを動く練習をしているわけではないので、伝わりにくいところがあるかもしれません。
音楽には様々な要素があるわけですが、レッスンでどのような要素について学んでいるかをきちんとお伝えしたいと思います。
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さて、新しいクラスでのレッスンも3か月経ち、少しずつ内容が進んできました。
Aクラス(年少・年中児)
シャボン玉の自由表現から始まりました。
どのくらいの大きさにする?どのくらい息を吸う?どのくらいの長さでフ~ッと吐こう?どのくらいの大きさのが出来た?・・・・・・みんなそれぞれに長さや強さをいろいろ変化させて、様々な種類のシャボン玉が出来ました。
でも・・・お友達がどんなのを作ったか、もうちょっと興味を持ってほしいな~と思いました。先生とのやり取りだけで終わってしまってはもったいない!ま、もう少し時間がかかるかな~とは思っていますが、お友達同士の表現の感じ合い、大事にしていきたいと思っています!
息を吸って準備すること、これはあらゆる活動に応用できます。この準備のことを「アナクルーシス」というのですが、音楽においては様々なところに「アナクルーシス」が存在し、とても大事な要素です。
シャボン玉のフワフワした感じ、軽~い感じ、スカーフで表現しました。ピアノの音は聴けていましたか?
大きくなったり、弱くなったり、高くなったり、低くなったり・・・さすがにパチンッ!と消える音は聞き逃しませんでしたね!
ここで登場したのが、スフィアボール。
みんなの声がボールの大きさの変化とマッチして、見事に強弱の表現が出来ました!
ビートのキープや決まったところでドラムを受渡ししていく練習、お友達との二人組の活動で役割を話し合うことなど、またこれからも回数・経験を重ねていきましょう!
B・Cクラス
こちらもシャボン玉のイメージ表現をとおし、音楽のいろいろな要素を動きで体験しました。ダイナミクスやニュアンスの変化はより細やかに違いを表現できていました。
今回はこれまでの復習をしながら、その時に出来なかった細かな役割分担や重ねて動くことなど少しバージョンアップしてみました。
リズムの音符の置き換え、読み、分析を伴う分担奏なども楽しくできました。これは無理かな?という問題もよく聴き取れていました。
ボールを使ったソルフェージュもうまく出来ました。音のピッチを聴き分け、それをボールという運動神経を働かせて細かな筋肉を使う動きに変換していくのですが、ボヤっとしていてはとてもできません。集中力がついてきましたね~!
C・Dクラス
今日はまた、ターナリ―ビートの分割をやりました。
Yちゃん、6/8拍子のリズムが取りにくかったのですが、随分こなれてきて、先日のピアノのレッスンの時「これ!リトミックでやった!もうわかる!!」と。そうそう!そうでしょう!?体で覚えたリズムは、楽譜が読めるようになったというだけではなく、そのリズムを生き生きと感じ取れるようになること。本を読むときに、文字を追うだけではなく、文字を追いながら同時に感情も込めて音読できるようになるのと同じです。よかったね!
中学生のT君も、リトミックの動きに少しずつ慣れてきて、身体の各器官の連携がスムーズになってきました。体の動きの不自由さがなくなってくると、「自分の音を聴く」「音楽にのる」ということが自然にレベルアップし、演奏にとても良い影響が出てきている感じです。
ソルフェージュは、ダルクローズスケールと音程の復習。4種類の3和音の練習も始まりました。復習しておいてね!
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最後になりましたが、あるお母さまからこんなメールをいただきました。
「ブログも時折拝見させていただいています!レッスンの内容は勿論、そこから先生の思いや考えを知ることも出来ますので参考になります。
思い通りに反応しない子どもたちと臨機応変に、そして気長に向き合って頂き、ホントに感謝しております。」
ありがとうございます!とても励みになります!
でも、「思い通りに反応しない」なんてことは全然ないのです!とても子どもらしい反応で、十分にレッスンは進行しています。予想以上の時だってあるし、反対に「ちょっと無茶振りだったかな…」と内心反省していることもあるのです^^;
みんなとても優しくて素直!
私の方こそ、保護者の方々と一緒にお子様たちの成長を見守っていけることを嬉しく感謝しています!
一回ごとのみんなの成長ぶりは、お家でのお母さま方のお声かけあってのことと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします!
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