夏休み、終わりましたね!

「猛暑日」連続○日、観測史上最高気温○度・・・そんな言葉が毎日のように続いた今年の夏、暑かった!!!
皆さんは、どんな思い出が残りましたか?

私もいろいろありましたが、中でも、
ダルクローズ国際免許ライセンス試験!
今年は「プラスティックアニメ」という、任意の5分程度の楽曲に、音楽的分析に応じた振り付けをして演じる という科目を受験しました。

シマノフスキー作曲 弦楽四重奏曲Op.56 第2楽章 という曲を使いました。
いろいろな表情の移り変わりが凝縮された、とても味のある面白い曲です。
シマノフスキーのピアノ曲と言えば、『変奏曲』はじめ、ショパンの流れを汲む抒情的で美しい音楽を思い起こしますが、このクァルテットはちょっと様相が違います。

爆発的なエネルギーの発散や、滔々と溢れる音の流れ、反対にとても内省的な内面性や、マグマ溜りを思わせるような深いどよめき等々、弦楽器の音の特性をフル活用し、陰影や襞の多さを内蔵した曲です。
第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと4パートありますが、3人の動きで表現しました。

本番直前まで試行錯誤重ね、無事にクリアすることが出来ました。

これで、ステップ3が終了し、ステップ4へと続きます。
まだまだこれから長~い道のりが続きますが、打たれ強さに磨きをかけながらコツコツ頑張っていこうと思います!

 


guri gura

さて、先回の夏休み最後のリトミックレッスンの様子です。

Aクラス(年少・年中児)

絵本「ぐりとぐらの海水浴」に出てくる うみぼうずに教えてもらった泳ぎをピアノに合わせて動き、音符と結びつけました。

この前の復習でもあったので、スムーズにグループ活動まで出来ました。

そこで今日は、組み合わせてみましたよ!よく気が付いて音符に変換できました。
「聴き取って動く」ことは、自然に分析することに繋がっていき、深く理解できますね。

でもこれだけでは終わらないのがリトミック。
今度は自分で表現することまで考えていきます。
それには、動きとスペースの関係をバランス良く察知しコントロール出来る事が求められます。
今日はステップの仕方についても、少~しだけ丁寧に練習してみました。
みんな、集中して上手にできましたよ!ここは、醍醐味でもあるところ。
また楽しく練習していきましょうね!

最後に、5線上で音符を読み取っていく準備の活動をして終わり!
お魚さんのお部屋の並び方、覚えておいてくださいね!

 


Bクラス(年長児)

今日の課題は「テンポ」。
振り子のリボンの長さの違いを視覚的にキャッチし、動きに置き換え、感覚的にタイム・スペースの関係を捉えていきました。

速い動きより、ゆっくりの動きの方が難しかったね~・・・
自分でテンポを変えていく練習では、心の中で準備する ということがしっかりと出来ないとなかなか難しいということも発見できましたね!

この、内的な感覚を意識していく事は、とてもとても意味のある事なのですよ~。
みんなの脳が、様々な部署どおしうまく連携して働いていくための回路作りになっているのです。  平たく言えば、動きの応用力。

そうそう、このクラスのK君のお母さまが教えてくださったお話ですが、
K君が体操教室でマットの後ろ周りが最初はうまく出来なかったのに、速さや力の入れ方をリズムに直すと「す~っと理解できて」 簡単にできるようになったのだそうです。
スポーツにだって、リズム感は大切ですよね!

今日は、集中して聴いて考えて、考えたとおりに体を使いました。
脱線せずに、よく頑張れました!(拍手!)

 


Cクラス(小学生)

ターナリ―ビートの2拍子、6/8のリズム練習。
今日は主に、タイや休符の入ったものを練習しました。

聴き取って、ボード上に置き換え、動き、書き取る。
リズムを知る、、、一言で言ってしまうとこれだけだけど、とっても深い内容ですよね~

同じ8分音符が6個入る、3/4拍子との記譜の違いなどの理論も一緒に勉強しました。

リトミックを始めて、Yちゃんは本当に読譜が正確に速く出来るようになりました。
音のニュアンスの変化を良く耳がキャッチできるようにもなってきました。

仕上げの例曲は、
湯山 昭曲―お菓子の世界―より 「マロン・グラッセ」でした。

 


Dクラス

クロスリズム「3:2」の続きとして、「2:3」
Cクラスの内容の復習から続き、クロスリズムへ移行していきました。

西洋の音楽の中には、本当に6,3,2、という数から派生する様々な要素がありますね~。
これらを足したり、引いたり、かけたり、割ったり・・・
クロスリズムを含む音楽の即興をしていると、頭の中でこんなことが連続されてる感覚に陥ります。
こちらも記譜についての勉強を深め、空間を分割する感覚と結びつけました。