2021年度 PTNAピアノコンペティション(地区予選)にチャレンジしました!

コロナ禍によるオンラインレッスンが続く環境下、5名の方がPTNAコンペティションに参加されました。
3名(A1級、B級、D級)が予選通過、1名が予選奨励賞を頂きました。教室では、ピアノレッスンだけではなく、リトミックレッスンで音楽の基礎力である、リズム感や音を判別するソルフェージュ力をしっかりと身に着けられるように進めていますが、その成果が感じられる結果だったと思います。

今回は普段以上に、お家での練習内容を大事にしたいと思い、「ピアノ練習ポイント表」を作成し、各自に自分の練習をチェックしてもらうようにしました。楽譜の読み方の事、弾き方の事、練習方法の工夫点など、いくつもの項目に各自で難易度に応じて配点を決めてもらい、出来たら点数を記入するというものです。
大変だったけど、自分で練習を進めていく力、自分で気付いていく力、理解力がとてもアップしたと思います。
動画によるアドバイスも活用しました。ピンポイントのアドバイスを度々見ることで、日々の練習の目的がより明確になり、練習への集中に繋がりました。

参加した人それぞれにドラマがあり、経験から得るものが成長につながる様子は、コンクールに取り組むことの意義を感じさせられます。一曲を深く掘り下げ、丁寧に仕上げていく事が出来るようになることと、大きな舞台を経験することで、前向きに進んでいく気持ちも強まりますね!
今回、C級に初めて参加した生徒さんが、「予選に通過する・しないという結果ではなく、自分自身のピアノに向かう気持ちがこれまでより“良いもの”を聞いていけるようになりたいという方向に変わった」と言ってくれたことが、とても良かったです。これまでより深く音楽を聴けるようになり、より良い演奏を判別できるようになったことは大きな収穫です。審査員の先生方からも「あなたの音楽的センスをとても感じる」とのコメントをいただきました。コンペ後、練習内容もステップアップしています。これからを楽しみにしています!

音楽は目には見えない「音」の世界ですが、人生にとって大切なものを教えられる「芸術」です。自分を表現していける音楽の世界をこれからも磨いていってください。