発表会2024開催しました!
去る11月10日(日)、今年も発表会を無事に開催することが出来ました。
皆さんにとって心を込めて色々な準備してきたことが形になり、大きな成長の場であり、音楽を通じての新たな一歩となったと思います。
第1部 ― ピアノ演奏 ―
初めて参加する小さなお友達も迎え、会場の温かい雰囲気の中、皆さんが一年間のピアノレッスンで培った成果を発表しました。また今回、小学生以上の人達は、演奏前の自己紹介と曲紹介を自分でやりました。これは、演奏だけでなく自分を表現する力を育てるための取り組みでしたが、みんなの個性が光る瞬間になったと思います。思いのこもった曲紹介が、楽しかったです!
第2部 ― オーボエ・バス・ピアノよるアンサンブル ―
バッハは「西洋音楽の父」として日本でも広く知られる作曲家ですが、その源である「教会音楽」を耳にする機会はなかなかありません。今回はオーボエ奏者とテノール歌手によるアンサンブルで、カンタータを皆さんにお聴きいただきました。また、併せてオーボエのソロ曲も演奏していただき、音色を親しむ機会になりました。
更に、子ども達もバッハの有名な「コラール」“主よ人の望みの喜びよ”(4声合唱)を歌い、ドイツ語にもチャレンジしました。
第3部 ― グループ発表「朗読と演奏」 ―
曲に物語を付けることは容易いことではありませんが、音・音楽を通して感じ・気付いたことを言葉に置き換えて物語にする経験により、音楽とのかかわり方をさらに強めました。音楽を深く聴き取り鑑賞する力にもなりました。
Aクラスメンバーは、【星のどうぶつたち】という子どもピアノ曲集より選曲された持ち曲に、各自が曲のイメージに合わせた物語や詩・(絵)を付け、演奏と共に発表しました。
Bクラスメンバーは、各自短くて綺麗なロマン派のピアノ小品を一曲ずつ担当し、それぞれに物語を付けて、「組曲」を作りました。各自が自分の曲にお話しを付けて持ち寄りシェアし、それらを擦り合わせて合議により一つの物語にまとめました。
準備段階の、これまでに無いグループでの話し合いの中で、お友達と一緒にタイトルを考え、一つの流れのある物語に繋げていきました。お互いの考えを聞き、自分の感じていることと比べながら、自分の考えも深めていけるという経験にもなりました。
第4部 ―ピアノ演奏―
今年、コンクールチャレンジをしたメンバーを中心にしたソロ曲演奏発表でした。聴き応えのある曲が並び、「あんな曲を弾いてみたい!」と聴くみんなにとっても次への目標になるような舞台でした。演奏者にとっては、限られた時間の中で曲の完成度を上げていく勉強になったと思います。
最後に、懐かしい教室OBの方々がお越しくださり、本当に嬉しいことでした。「盛り沢山のプログラムで楽しませてもらいました。また来年も来ます。」と喜んでくださったとの事。お母様方からのコメントにも「昔の仲間が観に来てくれるというのが、素敵だなあ~と思います。異年齢での交流がこれだけ続くというのが素晴らしいし、大変ありがたいです。」と頂き、感謝しています。「みなさん、この場所には懐かしい楽しかった想い出がたくさんあるようです」とのコメントもいただき、教室の在り方を振り返る機会にもなりました。ありがとうございます!