2026 スプリング コンサート

桜咲き誇る晴天の中、無事に「スプリングコンサート」を終えることができました。
今回は2部構成でお届けしました。第1部では、16年間教室に在籍し研鑽を重ね、全国規模のピアノコンペティションを主催するPTNA(全日本ピアノ指導者協会)が授与する「PTNAコンプリート賞」を受賞した生徒によるトークコンサートを、第2部では、日頃のレッスンで取り組んでいるアンサンブルやリトミックの様子を、生徒みなさんのアンサンブル演奏でお届けしました。コンサート終了後には、教室として初めての試みとなる懇親会も行いました。


第1部【ソロ トークコンサート】

  1. ピアノソナタ K.311 第1楽章        モーツァルト
  2. ピアノソナタ第8番「悲愴」ハ短調 Op.13    ベートーヴェン
  3. 練習曲 Op.10-No.1, No.5, No.8        ショパン
  4. スケルツォ第2番 Op.31           ショパン

    「皆さんが親しみやすい曲で、音楽の楽しさを後輩たちにも伝えたい」という演奏者本人の希望で選んだプログラムです。
    演奏後に「初めてこんなに緊張した。今日の出来は50点」とシビアに自己採点していましたが、音楽を自分の言葉として奏でる姿に会場が引き込まれ、「涙が出た」「終始胸が熱くなった」という感想が多く寄せられました。
    中学・高校という時期は、やりたいこと・気になることがたくさんある時期です。それでも長い時間をかけてピアノと向き合い続けたのは、決して”才能”だけではなく、彼自身がピアノを自分の軸に据え、常に取捨選択しながら歩んできた証だと思っています。
    16年間その歩みを支え続けてくださったご両親にも、心から感謝を申し上げます。高校3年生の一年間は受験に集中し、大学入学後にはまたピアノの勉強を再開したいと、トークの締めくくりに語ってくれました。


第2部【アンサンブル・コンサート】

  1. リコーダーアンサンブル

    • 海の見える街
    • 人生のメリーゴーランド
    • 風の谷のナウシカ~オープニング

    ソプラノ・アルトそれぞれの音域を広げる練習からスタートし、最初は戸惑いながらも、ほぼ全員が2オクターブを出せるようになりました。
    上手な子がリードしてくれたこともあり、素朴で美しい二重奏に仕上がりました。半数が小学生とは思えない安定感でした。
  2. 合唱

    • 5つの子どもの詩より No.4

    合唱団に所属する生徒さんがソロパートを担当。バスパート・テノールパートも全て揃い、本格的な混声四部合唱を実現しました。
  3. 合奏

    • ブラジル

    リトミックAクラスの皆さんも、初めて触れる楽器を楽しみながら参加。少々ぎこちなさも愛嬌として、華やかな演奏になりました。
  4. ピアノ連弾

    • テイク・ファイブ/アイ・ガット・リズム/すべての山に登れ/メリーさんの羊/アメージング・グレイス/チョップスティック/二人でお茶を/さんぽ/ねこバス~風のとおり道/Once Upon A Time/3 Bluettes(ダルクローズ作品)

    連弾曲は、ジャズナンバーやミュージカルナンバーを中心に楽しい曲を集めました。
    連弾の最後には、エミール・ジャック=ダルクローズが1905〜1907年頃にジュネーヴ音楽院で教鞭をとっていた時代に作曲した「3 Bluettes」を披露しました。
    “Bluettes”とはフランス語の古語で「ちょっとした」「気の利いた」という意味。見開きに収まるほど小さく愛らしい作品ですが、変拍子や不規則なフレーズの区切り、音楽の呼吸(アナクルーシス)、転調など、リトミックレッスンのエッセンスが凝縮された、優しさにあふれた連弾曲です。
    演奏者自身の言葉で語られたダルクローズ・リトミックの解説も加わり、会場をより深くダルクローズの音楽へと引き込んでくれました。

    【ご来場者よりコメント】
    皆さん揃って、太く柔らかい音で気持ちが良かったです。
    アンサンブルの選曲も楽しく、センスが良いな、と聴かせていただきました。

懇親会

毎回の発表会後、皆さんが楽しそうに記念写真を撮り合う様子が微笑ましい一方で、慌ただしく解散してしまうことを少し残念に思っていました。今回は初めて、ゆったりとした雰囲気の中で交流の時間を設けてみました。
部活でピアノ以外の楽器に取り組んでいる子、学校の音楽会で伴奏を担当した子、実はクラシック以外にも”推し”のJ-Popグループのコンサートに行っている子……それぞれの意外な一面が次々と明らかになる場となりました。
司会進行も生徒さんたちに任せましたが、自主的に、のびのびと場を作っていく姿がとても素敵でした。自身で曲を合奏用に編曲してぶっつけ本番で演奏したり、アップテンポの複雑な人気曲を豪快に演奏したりと、頼もしい成長ぶりでした。

音楽用語BINGOも、卒業する生徒さんへの学友からの寄せ書きも、皆さんの思いやりの心がにじみ出て、とても温かい時間となりました。音楽を通じて心が育まれているのだと、改めて実感した一日でした。

保護者の方々からも、温かいコメントをいただきました。

  • 「子どもたちが本当に素直で穏やかで優しい雰囲気の中楽しそうな姿に、見ている保護者も楽しませていただきました。」
  • 「発表会とは違った雰囲気で、楽しんで演奏する皆さんの姿が印象的でした。」
  • 「先生の音楽を楽しんでほしいという思いが沢山つまった会で、貴重な機会をいただいたと思いました。」
  • 「音楽の学びの輪の中にいさせていただけることに感謝をする一日となりました。」