みんなで楽しくできました!―保育園の音楽会―
リトミック他音楽指導に行っている保育園の、2013年の音楽会が終わりました。
一クラスの人数は少ないですが、一人で担当する自分の楽器にプライドを持って取り組んでいます。
毎年、年少以上の各クラスの先生がやりたい曲を選び、そのクラスの人数やメンバーの力量に応じて編曲し楽譜を準備することからが、私のお仕事です。
同じ曲でも楽器の編成やアレンジを変えたり、少ない人数ながらいかに豪華に聴こえるよう音を膨らませていくかなど考がえていく事が楽しく、勉強になっています。
「ちょっと難しいけど大丈夫・・・?」「うん、やるやる!そんなのかんたん!!」
小さな園だけにみんな、年長クラスが何をやっているかもちゃんと把握していて、「自分たちも立派にやるんだ!」という意識が良く育っていると思います。
大がかりな音響装置や舞台設備ではありませんが、シンプルな環境で頑張っています。
1歳児クラス・・・音楽あそび
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今年は特に4名と人数が少なく、また月齢も幼い子が多いクラスです。
発表会前まで子どもたちが途中でログアウトしてしまう事に心配しましたが、何とか全員そろって舞台で動くことが出来ました。
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2歳児クラス・・・プレ・リトミック
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毎年2歳児クラスは各個人差が激しくてまとめるのが大変です。
今年も例外でなく、まだ団体行動が出来ない子も何人かいます。
でも、「仕込んでやらせる」ことはリトミックの流儀に反するので、「みんなでやる事は楽しいね~」と声掛けしながら、大人たちはひたすら額に汗して子どもたちが自主的に参加できるよう陰の努力を続けています。
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年少クラス
「ミュージックベル」―アメイジング・グレイス―
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今年の担任の先生は、2年目の先生ですが、指導力も身に着き立派な先生に成長しました。
高校時代にブラスバンドでの音楽経験もあることから、初めて年少クラスながら2重奏にトライしてみることにしました。
メロディーを追うことだけでも年少児には難しいことですが、音を重ねることで響きが豊かになることを子どもたちに伝わるようにリードし、完成させることが出来ました。
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「合奏」―ハイ・ホー―
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年少クラスなので、担当するのは打楽器のみ。メロディーを楽しみながら、いろいろなリズムを重ねていきます。
比較的長い曲に細かく区切ってリズムを付けたので覚えるのも大変でしたが、子ども達も集中力を保ち頑張りました。
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年中クラス
「鍵盤ハーモニカ奏」―聖者の行進―
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9月の運動会が終わってから、鍵盤ハーモニカの練習に入りました。
この曲を覚えるにあたり、1拍目が休符になっている事や伸ばす音符の拍数の数え方など、リトミックを通して楽しく体験し、黒鍵の指使いなどもゲーム感覚で覚えました。
初めての鍵盤奏でしたが、2重奏にしました。
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「合奏」―シンコペイティッド・クロック―
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年中からはメロディーパートも自分たちで担当します。
でも、あまり子ども達に負担はかけないように、年中クラスは軽い感じで・・・
例年より少し易しい曲でしたので、テンポ感良く仕上げることを目標にしました。
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年長クラス
「鍵盤ハーモニカ奏」―カントリーロード―
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年長になると、主旋律に対旋律を付ける事も感覚的に楽しく出来るようになります。
この曲は子ども達にも人気で、短期間で完成しました。
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「英語の歌」―Old MacDonald Had a Farm―
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ちょっと声を張り上げすぎで、音程が外れてしまっていますが、発音はなかなか・・・?
ネイティヴの先生のご指導によるもの。「みんな耳が良いね!」と褒めていただくのだそうです。
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「合奏」―ラデッキー行進曲―
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年長クラスの合奏は、先生の伴奏は一切入れず、子ども達だけで全パートを担当します。
欲を言えば、もう少しテンポも速めにして、強弱の違いもはっきりと出して、音もピチッと揃える所まで仕上げたかったのですが・・・。
でも長い曲をここまで覚えるだけでも頑張ったし、何より子ども達が仲良くお互いに声を掛け合って楽しんで練習できたのが良かったと思います。
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さて、次は2月の発表会に向かって準備が進んでいます。
音楽会が終わってからの子ども達は、ちょっと自信がついて次の舞台を楽しみにしています。
ほとんどのクラスが、台本から全て手作りなので先生たちは大変ですが、またしっかりサポートしていきたいと思います!