「みんなの頑張り」 -発表会後の活動報告-

6月・7月・8月、PTNAコンペティション、ステップのステージに5名のお友達が挑戦し、それぞれ成果を出すことが出来ました。
コンペもステップも、発表会とは違い、外部の方々の前で演奏し、審査員の先生方に評価コメントをいただき、他の教室の生徒さんたちの演奏を聴き、いつもとは違う環境の中で、多くのことを学べる機会になります。
また、何より 自分の弾く曲を丁寧に完成度高く仕上げることで、勉強を深め、ピアノ演奏が上達します。緊張感を持って取り組んだ経験が、更なるやる気アップ、自信や自覚にもつながっていきます。

小学1年生Kちゃん
コンペ地区予選 演奏検定 A1級 合格
昨年、年長さんになってからピアノを始めました。2回の発表会を経て少しピアノが楽しくなってきたところです。今年、初めてコンペに挑戦し、一つ一つ、楽譜に書いてあることを丁寧に読み取って、音にすることを学びました。リトミック歴は5年、音への感度が高く「こんな風に弾けたら素敵!」という耳が良く育っています。
実際にどこまで完成度を上げないといけないか・・・舞台を経験して実感できたようです。コンペを経験してからは、次のレッスンまでの1週間の練習量、内容も格段にしっかりしてきました。本当に良い経験になったなと思います。

小学3年生T君
コンペ地区予選 奨励賞・優秀賞
今年、予選を2か所で受けました。1回目は奨励賞、その後、次の本番までの1週間に、気を引き締め直して練習に取り組み、2回目で予選通過(優秀賞)できました。
「ここの音はもっとこう弾きましょう!」と、教えてもらったことを一生懸命に注意して弾くようにして、審査員の先生方から「第1音から心を奪われるほどの美しい音色と、うた心を感じました」「とても丁寧にしっかり考えて弾いていたと思いました」と、たくさん褒めていただきました。
地区本選では、予選よりも出演者のレベルがうんと上がる分、コメントもより具体的に「こうするともっと良くなる」という内容が多くなりますが、それでも点数が上がり、また「とても丁寧な勉強、音楽・音に対するセンスが素晴らしいです」と褒めていただきました。
練習すればするほど、次々に課題が見えてくるものです。途中で「もっと遊びたいのに、練習しないといけない・・・」と誘惑に負けそうになりながらも、「ピアノを弾くという事で成長できることをもっと楽しもう!」と気持ちを切り替え頑張りました。
昨年も地区本選に参加できましたが、今年は予選・本選ともに、本選通過点を超える得点を僅かながらいただけたことで、次への「やる気」、自立心も芽生えてきたようです。
お母様に対しても、感謝の言葉が言えるようになったそうで、心が大きく成長した感じがします。

小学3年生Kちゃん
ステップ 応用1 合格
今回、「ウィンナーワルツ」「お人形の夢と目覚め」の2曲で、ステップ「応用1」にトライしました。発表会で弾いたことのある曲をブラッシュアップすることで、演奏力アップを目指しました。
直前まで、他にやっている教則本を進めながら、ステップ参加曲も追加して練習していたので、お家での練習時間配分が大変だったようです。でも、それを乗り越えて頑張った分、読譜力は着実に伸びています。ステップ本番前の約2週間は、参加曲の2曲に絞って練習し、そこで集中して追い上げ、細かい音の指の動きなど、綺麗に仕上げることが出来ました。
審査員のコメントにも、「とても生き生きとした表情で、素敵な流れでよかったです」「リズム感を感じるのが上手ですね」「(曲中の)場面の雰囲気を感じるのも上手です」「流れ・曲想がとても良いです」等、リズム感や表現力を評価していただくことが出来ました。
学校の音楽会のピアノパートも任せていただき、張り切って練習しています。

小学3年生R君
ステップ 応用1 合格
今回初のステップ参加を通し、『どうしても必ずどこかで止まってしまう癖を直していこう!』という課題に取り組みました。「ミュゼット」「スタレガ・ラプソディ」の2曲を弾きました。
ゆっくり丁寧に弾く練習や、止まってしまうところを分解して、何度も何度も繰り返す練習など、今までよりずっとシビアなレッスンでしたが、忍耐力・理解力が伸びてとても上達しました。
一人でレッスンを受けながら、次のレッスンまでにちゃんと注意されたところを直してくることが出来るようになり、練習の仕方が上手になってきたことが良く分かります。レッスンの時、色々な質問に対しても、自分でよく考えて答えることが出来るようになってきました。
審査員のコメントには、「良いリズム・乗りですね」「曲想の変化が良く出ています」「リズミカルにカッコ良くきまりました」「イメージが良く伝わりましたよ」と、音楽的にしっかりと伝えることが出来た事を評価していただきました。

小学2年生Iちゃん
ステップ 基礎5 合格
ピアノを弾き始めて1年、最初のうちはピアノを弾くという事になかなか馴染めず、お家での練習も軌道に乗るまでに少し時間がかかりましたが、この頃 「あれっ? スムーズに弾けるようになってきた・・・」と練習の成果が見て取れるようになってきました。
そこで、良いステップアップの機会になるかもしれない・・・と思い、今回参加してみることにしました。
手が大きくて、体力を感じる樹ちゃんなので、ちょっと欲張った課題曲を選択し、基礎5という高いハードルに挑戦してみました。
細かい繰り返し練習、音色の違いを聴き取って直していく事など、途中で投げ出さずによく頑張って素直に練習しました。
譜読みも早くなってきて、「弾ける」自信もついてきたようです。

様々な審査員の先生方のコメントを通して、みんなに共通している、「リズム感や音楽の流れの良さ」「曲想に対する感度の良さと表現力」は、正に“リトミック効果” だと思います。

また、小学3年生のKちゃんと、小学4年生のMちゃんが、学校の音楽会でピアノパートを担当することになったそうです。Mちゃんは、オーディションにより選ばれたそうですが、先生から「休符がきちんと取れて、リズムが良かった」と褒めていただいたそうです。
頑張ってください!!

今は、みんなで9月の発表会に向かって頑張って取り組んでいます。
そして、発表会が済んだら、次のステップに挑戦してみようと心の準備をしているお友達もいます。
もちろんピアノはコツコツと一人で練習して初めて上手になっていくのですが、「人前で演奏する機会」もまた、とても大事な勉強になります。表現していけることって、素晴らしいですね!