リトミックレッスン・アンケート

mori先日、リトミックレッスンの付き添いにいらしてくださっていた保護者の方に、アンケートをお願いしました。

いつもせっかくレッスンに付き添って来てくださり、お顔は合わせているのになかなかゆっくりとお話しする機会が持てず、残念に思っております。
ご意見は是非これからのレッスンに活用させていただきたいので、またよろしくお願いします。

最初に、リトミックについて、お父さま、お母さまがとても良く理解してくださっていることに、大変ありがたく思いました。
また、子育てについてとてもしっかりとした方向性やヴィジョンをお持ちでいらっしゃることに、さすがだなと感心させられました。

まず、リトミックについて。

音やリズムがわかる、という直接的な効果から、

・協調性、集中力が身についた。
・集団の中での成長を感じる。
・自信につながっている。

というお子さまの成長ぶりの実感を伺わせていただけたことは、とても嬉しく思います。

また、その力が、バレエや運動、語学といった、これからお子さまが身につけていかれる個性に応じた特技に活かしていけるものであることへのご理解も書いてくださっていました。

「生の音、生のレッスンがより良い感性を育てるのではないか」という言葉には、こちらも「だから手を抜けない!!」と背筋の伸びる思いがします。

それから、これから一層伸びていくだろうと思って頂いている点として、

・身体と脳がバランスよく働く → 考える力、表現する力、分析する力
・感受性の豊かさや、好奇心
・身体全体で音楽を感じ、また表現する力
・覚える力、自由な表現力

と挙げていただきました。

今の時代に子育てをしておられて感じておられる共通点は、情報の多さ&電子機器の発達による実体験の不足 であるようです。
このご意見からは、リトミックレッスンを大切にしてくださっているという事との結びつきが感じられます。

実は、リトミックの本拠地ともいえるジュネーヴのダルクローズ音楽院で、子どものレッスン風景をご覧になった方の手記に、

「清潔でシンプルなジュネーヴの暮らしの中でリトミックを体験しているから、まるでお手本のように素直な表現が生まれてくるのであって、モノであふれかえっている日本の子どもに同じレッスンをしても同じ反応は出てこない」

とありました。
子どものうちに自然に親しみ、光や風、水、波、生き物・・・それらを体感し、感動することがなによりの感性の下地になります。
そして、自分の五感を使い切る・・・子ども時代の仕事とはこれに尽きると思うのです。
リトミックレッスンの中ではその体感をもとにして、音楽を体験していただいています。

そして最後の「お子さんにどのように成長してほしいと願っておられますか?」という質問への記述。
どのアンケートにも、ここが最も重量のかかった言葉が書かれていて、素晴らしいことと感じました。
私自身も子育て中、同じ感覚・価値観をもったお仲間と出会えたことが、何より宝でした。

ここに、皆様の書いてくださったことを併記させていただきます。
心強く、子育てを楽しんでください!出来る限りのお手伝いをさせていただく所存です。

・明るく元気にのびのびと、人生を楽しく生きていって欲しいです。

・どんな状況におかれても、自分なりに対応できる能力、精神を持って成長してほしい。

・好奇心を持って、心豊かに。いずれは好きなことを見つけて前に進んでほしいと思う。

・色々な物事について、考える力を身につけてほしい。

・人(弱者)に優しく、思いやりを持ち、自信を持って人生を生き抜く力を付けて欲しい。  リトミックやピアノのレッスンで身につけた身体全体で感じる力をつかって・・・・

・自分の感じたことを大切に、心豊かに、自分に自信を持ってほしい。  程よく優しく誠実に、器の大きな男になって欲しい。