合同発表会に参加させていただきました。

 4/29(祝)、豊中のアクア文化ホールで行われた合同発表会に、教室から小学生1名、中学生1名、高校生1名の方が参加され、演奏を披露しました。

この合同発表会は、毎年6名の同門の先生方で開催されているのですが、その内の先生とツィーグラー協会で繋がりがあることから、「先生の生徒さんも参加されませんか?」と声をかけていただきました。音大講師やヤマハ専門コースの先生方で、音高・音大へ進学している生徒さんもおられるとのお話をお聞きしていたので、「ハイレベルな発表会」と意識して、3名とも3月の発表会で弾いた曲を更にブラッシュアップしてのぞみました。

残響音の豊かな広いホール、ピアノもスタインウェイコンサート用という恵まれた環境の中、本当に良い経験をさせていただきました。

私も、発表会といえばいつも裏方で、進行にてんやわんや状態であまりゆったりとした気持ちで皆さんの演奏を聴けないのですが、今回は舞台袖に送り出した後、ホールの後方上段に回り、落ち着いて聴かせてもらうことが出来ました。

特にこれまで外部での発表の機会がなかなか持てなかったツィーグラー奏法を学ばれている高校生の方は、他の先生方から、「ツィーグラー奏法の良さが伝わりました」と評価していただき、まだまだ発展途上ではありながらも、これからの奮起如何で、大きくステップアップしていける可能性を実感できるステージになりました。

午前・午後の2部制、第2部の出演者は、音大で専門に学んでいる方や、留学予定の方もおられ、曲も演奏会で弾かれるような大曲がずらりと並んでいました。オペラのアリア有り、サックスのリズミカルな現代曲も有り、大変魅力的な発表会でした。

生演奏を直接聴くことは、何よりの刺激・感動になり、小学生の2名も最後まで聞き惚れていました。

自分の教室の発表会はどうしてもある種の緩さがあり、反対にコンクールやステップは、曲にも聴衆にも制約があり、伸び伸びと演奏披露するといっても制限がありますが、程よい緊張感と音楽的刺激の中での、こういった温かい雰囲気と聴く側の集中力の後押しのある舞台は、小さな弾き手の内在する音楽をより引き出し、次に繋がるステージになることを教えられました。

これからも、生徒さんたちが様々な発表のチャンスを持てるように、工夫していきたいと思います。