クリスマス・キャロル | On the branch

クリスマス・キャロル

12月に入り、リトミックレッスンではいろいろなクリスマスソングに触れています。

「あわてんぼうのサンタクロース」「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」etc.…ワクワクするような楽しい曲の数々。楽器を合わせて簡単な合奏を楽しんだり、ビート感の違いを感じてみたり、曲のテンポや曲想を変えて色々な活動に使ったみたり。

でも、せっかくだから、古くから歌い継がれている「クリスマス・キャロル」の数々を各年齢に合わせてゆっくりと味わってもらえるように、紹介しています。

「キャロル」(英語: Carol)とは、もとは中世のころヨーロッパで踊りのためにうたわれていた民謡ですが、そこから派生して一般民衆が収穫の季節・クリスマスやイースターなどのキリスト教の行事に関連して歌ったものも含み、長い間ずっと歌い継がれてきた歌です。

そしてクリスマス・イヴの夜に人々が歌う「キャロル(歌)」をクリスマス・キャロル(英語: Christmas Carol、)といい、「天には栄え」「天(あめ)のみつかいの」「聖しこの夜」「ひいらぎ飾ろう」「牧人羊を」「もみの木」「もろびとこぞりて」等々、多くの素敵な歌があります。

例えば「牧人羊を」((The First Nowell – ファースト・ノエル)はたいへん古くからあるもので、16世紀・17世紀頃にうたわれていましたが、起源的には13世紀にも遡るとされます。ドからドの1オクターヴの8つの音が、ほぼ順に並んだだけのシンプルなメロディーですが、何とも心地よく開放感があり、「喜び讃えよ」と天使たちが夜空で歌う荘厳さも併せ持っています。ゆったりとした3拍子で、フレーズの始まりの3拍目の2つの八分音符の持つ躍動感は、リズムステップをしてみるとそのリズムの持つエネルギーをとてもよく感じることができます。

1843年に発表されたチャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』の作品プロローグ部に、少年がスクルージに歌いかけるキャロルとして登場している、「世の人忘るな」(God Rest Ye Merry, Gentlemen – 神が汝の威を保ちたまわんことを、尊き方々)などにも代表されるように、古くから歌い継がれてきたものは、中世当時の旋律法で作られていますので、幼いころに歌い自然に親しんでおくことは、西洋の音楽のルーツにふれておく良い機会ともなります。

拍子、音階、音程、リズム、フレーズ、構成・・・どの曲を分析してみても、自然な音の流れの中にある美しさの秘訣に触れることができます。特に、これらの曲を歌ったり聴いたりするのは冬のこの数週間だけという季節限定であることがまた、『スペシャル』さを増しているかもしれません・・・!?

話は少し変わりますが、

ジャカルタで暮らしたことのある我が家は、暑いクリスマスを5・6回経験しました。イスラムの国でしたし、日本ほど街全体がクリスマス色に変化することはありませんでした。ホテルやショッピングモールといった特別な場所では雰囲気は感じられましたが・・・

上の娘が通ったモンテッソーリの幼稚園でもクリスマスには、ホテルのコンベンションホールで音楽会が行われました。インターナショナルの幼稚園でしたので言語は英語。2~6歳児が縦割りで一つのクラスを作っていました。

娘たちが歌ったクリスマスソングは、「Frosty The Snowman」(白いスノーマン)。よく耳にはしますが、日本語訳のない曲です。歌った本人はもう全く覚えていないようですが、長い歌詞の割には軽快なメロディーに合わせて、何とか最後まで歌っていました。

私も、自分では歌ったことのない曲で、楽しく一緒に覚えました^^v。となりのトトロの「さんぽ」に似た、元気に歩くのにぴったりの良い曲!

音楽会の最後には、大人もみんなで一緒に「クリスマスキャロル」を歌いました。

異文化の中で異文化に触れるという、ちょっと複雑な経験でしたが、「クリスマスキャロル」は、子どもたちにとっても万国共通!と再確認しました。

日本語になっていない「クリスマスソング」・・・私たちのあまり知らない「クリスマスキャロル」・・・探してみるのも楽しいかもしれませんね!

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